第18回(2024)

奨励賞

  • 環境対策

築66年のビルで実現するサスティナブルなFMへの挑戦

鈴梅産業株式会社 ・ 株式会社ビルmo

築66年のビルで実現するサスティナブルなFMへの挑戦

●サービス提供者
・株式会社ヴォンエルフ
・株式会社オープン・エー

●講評
築66 年のテナントビルのリノベーションと運営維持に関する応募である。ビルオーナーの鈴梅産業とアドバイザー的なビルmo 社との共同応募になって
いる。リノベーション工事ではビルmo 社がCM を担当したが、工事後に1 テナントとして入居し、同社が2022 年LEED O + M とWELL Health Safety Ratingの申請主体となっている。プロパティマネジメントの実務とリーシング(実務は東京R 不動産)は、オープン・エー社が行っている。応募両社の協力関係は複雑だが、長期的なコミットメントの契約体制はない。リノベーション後ではテナント入居が100%と経営に貢献している。オーナー側の意向は、リノベーションは今後の建替えも視野にした限定的なもので、今後の市場変化を見越した「つなぎ的な」性格である。「築66 年建物のグリーンビルディング化」は、認証審査をクリアできるように絞り込まれた改修投資により、認証取得できている。しかし、改善すべき不具合箇所も残されている。FM の推進体制は未整備で、FMの目標管理は今後の課題として残っている。施設ハードと保全業務は高いレベルとはいえないが、テナント同志のコミュニティづくりに対するビルmo 社とオーナーの取組みというソフト面は評価でき、この建物の価値向上に貢献している。今後の推移を見守りたい。