第15回(2021)

奨励賞

  • 公共

小規模自治体における公共施設マネジメント(ふじさとモデル)

秋田県藤里町

小規模自治体における公共施設マネジメント(ふじさとモデル)

●サービス提供者
・サウスフィールド・マネジメント株式会社
・東京藝術大学教授 ヨコミゾマコト
・株式会社KENアソシエイト

●講評
人口3,100 人、自治体職員74 人という小規模地方自治体での公共FM の取り組み事例の応募である。同町は、秋田県の北部、青森県との県境の白神山地を含む地域にある。同町の公共FM の特徴は、職員自らが公共FM に取り組める仕組みを創設し、実行している点にある。庁内に建築・土木関係の技術者も不在で、職員数も少数、予算も小規模という条件などを考慮して、初年度は外部の専門家と協働し、後は自前中心の公共FM の仕組みを構築し実行している。取り組みはFM の基本を意識したもので、データの収集と蓄積、職員による施設点検が可能なマニュアル整備、予算を含めた全庁的な意思決定の場としての係長クラスが全員参加の公共施設マネジメント会議の運営など、小規模地方自治体に適したFM の仕組みが実行されている。公共施設等総合管理計画、個別施設計画は策定済であるが、まちづくりとの連携や全体最適化の実績が見えてくるのはこれからである。今後の総合的かつ継続的なFM の展開を期待したい。