第11回(2017)

優秀FM賞

  • ワークプレイス
  • 働き方改革
  • テクノロジー・DX

ICTを活用した“Smart&Safety”なFMの実践

株式会社NTTファシリティーズ

ICTを活用した“Smart&Safety”なFMの実践

“Smart&Safety=持続可能な社会”に向けて

2014年4月に竣工したNTTファシリティーズ新大橋ビル(以下、当ビル)では、弊社理念である“Smart&Safety=持続可能な社会” に向けたFMを実践している。
今までサービス提供者として蓄積したノウハウを活かし、インハウスのファシリティマネジャーとして各種ICT ツールを活用し遠隔地(本社)から運営している。

当ビルは研究開発部門とICT部門が入居する自社所有オフィスビルである。
2011年の設計・施工段階よりFM部門が参画し、竣工後3 年間継続してICT活用によるワークスタイル改革、BIMデータの設計・施工段階から運営段階までの継続活用等に取り組み、ファシリティコストの低減・運営品質向上に寄与してきた。
現在も当ビルを実証実験型オフィスと位置づけ、PDCAサイクルを回している。

a0a20ad0668c9b8b59361a250883fdb5-1777528940.jpg
開発した技術を自らのワークプレイスに試験的に導入し検証する実証実験型オフィス

ICTを活用したFMの効果

①オーナー・テナント、②建物・設備、③ビル運営現場の3視点から建物を取り巻く現状課題を捉え、ICT活用によるFMを実践することで、①ビル運営状況の見える化・快適な執務環境構築、②建物データを活かした運営品質の向上、③遠隔運営による人材の有効活用を進めている。

具体的施策の例としては以下があげられる
●位置情報モニタリングによるレイアウト最適化( オフィス利用満足度 33%向上・低利用率室の外部貸出)
●設計、施工から運営まで一貫したBIM 活用による施設管理の効率化(累計ファシリティコスト3%低減)
● BEMS 遠隔制御による快適な執務環境提供と省エネルギー(電気料金31%削減)

45e9c30b8613e84190f72008b01c2d86-1777528994.png
3視点のICT活用法

その他、スマートフォンを活用した設備操作、地震に備える建物振動モニタリング、サイネージを活用したリアルタイム情報共有等を導入しており、快適な執務環境、適切なファシリティコスト、安心・安全な建物を実現している。

adafa62da96581034d2162ab98f427c1-1777529073.png
ICT活用例

上記の取り組み内容を評価していただき、優秀ファシリティマネジメント賞を受賞したが、これからも継続して、ICTが切り開く新しいFMの可能性を追求していきたい。

●講評
自社ビルのオフィスでの実験的なFMへの取組みに関する事例。2011年から準備を開始し、建物は2014年に竣工して、運営を続けている。ICT活用によるワークスタイル改革、BIMとFMの結合による施設管理の効率化などが特徴である。入居するのは同社の研究開発部門で、これまでサービス提供者としての業務を手掛けてきたが、ここでは自社施設として、企画から建設、運営までインハウスのFMを実践する実験場としている。スマホを活用する設備操作、位置情報によるユーザー行動分析など意欲的な試みがある。ファシリティコスト36%削減、利用者満足度33%向上などの成果もあげ、評価された。